US ARMY UTILITY TROUSERS

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前回お知らせをしておりましたオリジナルの”軍パン”
今週末の10月5日(土)より販売スタートです。

 

US ARMY が1960年代に採用していた軍パン(通称「べイカーパンツ」)
一昔前は当たり前のように買うことができた1960年代のベイカーパンツですが、状態の良いもの、サイズの良いものを手にする事は日々困難になってきています。

そこで私たちは、リスペクトするヴィンテージが買えなくなったとしても、永続的な物として形にし、本物の魅力を皆様に伝え続けていきたいと考えました。

その構想から約1年、ヴィンテージのデーティールを深く掘り下げ、何度もパターンや縫製方法、ファブリックを見直し、ついに渾身の『軍パン』が完成しました。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_43bf0US ARMY UTILITY TROUSERS
¥25,000+tax
color OD
size 28(XS) /30(S) / 32(M) / 34(L)
Cotton100%

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このベイカーパンツ完成まで約1年。
弊社の所有するたくさんのヴィンテージの中から理想のかたちに限りなく近づけるため、幾度の修正を重ねて完成しました。… このパンツが完成するまでの長い道のりは4日(金曜日)のメンズのblogにて詳しくご紹介しますので、そちらをご覧いただきたいと思うのですが、本当に細かな細かなこだわりの詰まったアイテムなのです。

こちらのレディスのblogでは、このオリジナルのベイカーパンツへの私個人的な思いを綴りたいと思います。(以下、長いです!笑)

 

まずなぜベイカーパンツなのか?それはやはり私たちが実際に長年愛用しワードローブには絶対に欠かせないアイテムだということ。そしてヴィンテージのものには限りがある今、自分たちが納得して ”良い!” と思えるベーシックなパンツを作りたかったということ。

 

自分自身でも、ベイカーパンツはなぜか昔から好んで手にしてきました。
今となっては、数多くのビンテージを展開するミサンガインターナショナル(ここARCH HERITAGEを運営する会社です)に勤めているということもあってvintageを目にする機会も増えましたが、当然昔の自分はそんなことを知る由もなく、ただ”何となく好き”という理由のみでベイカーパンツをよく履いていました。

それから様々なブランドのベイカーパンツを履き、気づけばヴィンテージで良きサイズに出会えば買い集めるようになり、” 軍パン”が好きになったきっかけでもあるパンツだと思います。当時は考えもしませんでしたが、今となっては、様々なブランドがベイカーパンツを作っている理由もわかった気がします。

 

でもなぜ「軍パン」に惹かれるのだろうか?

女性らしいものだったり、女性としてスタイルを良く見せてくれるものや綺麗で美しいものがこの世にたくさんあるのに、なぜこんなに無骨で男性的なめちゃ男前(!)なアイテムに惹かれるのだろうか、、、
それはきっともともと作業用のワークウエアとして生まれたパンツということだけあって、デザインに無駄がなくて、実用的で、そして丈夫で。着飾るために生まれたものではなくて道具として作られたものだからなのではないか?
お洒落のため、シルエットを美しく見せるため、ということからはかけ離れた、単純に”実用性”、”機能性” に特化した完成されたミリタリー物に惹かれるのはそういった点からのような気がしています。

 

ではではなぜヴィンテージに惹かれてしまうのか?

お洋服を選ぶ時、特にヴィンテージだから良い!ヴィンテージじゃなきゃいやだ!ということやこだわりは無いものの、ヴィンテージアイテムから漂う雰囲気には無条件に惹かれてしまいます。
長く年月が経った時の生地の風合い、色の感じ、雰囲気の良さ、狙っていない格好良さというか、感覚的な部分ですが、そのアイテムを纏う空気感に惹かれてしまうのだと思います。もちろんその時の時代背景だったりもあると思いますが、個人的には感覚的に”なんか惹かれる” というところが大きいです。長い年月を経て、海を越えて自分の元にやってきたということもまた心惹かれるポイントですが。

私自身も気に入っているヴィンテージのベイカーパンツがあるのですが、生地が擦れて穴が空いてしまった部分には布を貼って、ステッチをかけてお直しをしてもなお履いています。とってもお気に入りの物というものは、手を加えてでも大切にしたくなるものです。今、”もの” があふれた時代だからこそ、そういう思いは大切にしたいな、と思うのです。

 

少しづつ話が逸れていますが、笑、
やっぱりヴィンテージには限りがあって、同じものに出会えることはなかなかありません。お気に入りこそ、履き潰してしまったらもう買い足せない、というのが辛いところで買い足せたら良いのに..と何度思ったことでしょうか。
ヴィンテージの中でも、とっておきにしたい大切な1着と、たくさん着たいお気に入りのミリタリーヴィンテージ、とはちょっと違う感じがしています。ミリタリー物は機能的で実用的ですから、やっぱりついつい手に取ってしまう物だと思います。

今回のオリジナルでは、たくさん履いた後も買い足すことができる、だからこそ気兼ねなく長く長く自分自身の定番のアイテムとして取り入れることができる、そんな理想の軍パンが欲しい!という思いをかたちにしたプロジェクトだと感じています。

今まで何年何十年とたくさんのお洋服を見てきた、買ってきた方にとっては、何だかんだしっくりとくるお洋服があると思うのです。私たちスタッフにとってもそれは同じで、仕事柄様々なお洋服を見に纏うことが多いものの、やっぱりこれ良いよね!というものは案外昔と何も変わっていなかったり、スタッフもみんな似かよったりしていて。その一つが今回のベイカーパンツということです。

結局何が言いたいかといいますと、買い足しができて長く定番として履き続けることができるオススメの良いベイカーパンツができた!ということです!笑

 

 

物のご紹介を、思っていたのですがちょっと長くなってしまいましたので明日のblogでしっかりと「ベイカーパンツ詳細」をしたいと思います。

最後までお付き合いありがとうございました。

それではまた明日!

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ARCH HERITAGE WOMENS 徳永