ARTS&CRAFTS
ARCH HERITAGE で扱っている小物といえばこの “ARTS &CRAFT” です。
定番のアイテムが再入荷しましたので、今一度ブランドの背景とともにご紹介致します。
大量生産システムに疑問を投げかけ手仕事の大切さを『ARTS&CRAFTS MOVEMENT』で提唱した19世紀の英国人ウィリアムモリス。
そのスピリッツを受け継ぎ現代の感性と伝統的な職人技の融合を目指したレザーグッズブランドが”ARTS &CRAFT” です。
その考えに共感し、各々の世界で十分なキャリアを持つ人が集まりARTSは感性を共感出来るデザイナー達、CRAFTSは技に秀でる職人達で無名ながらも、それぞれの仕事に誇りを持った人が力を合わせ仕上がった個々の商品群は、
まさに現代のARTS AND CRAFTS SPIRITSを体現しています。
ARTS&CRAFTS の商品にはその自信の証”ホールマーク”と呼ばれる個々のネームが焼印されています。
それでは、ラインナップをご覧いただきましょう。
まずは、革靴好きの間ではお馴染みの素材、コードヴァンを使用したウォレットから。
ARTS & CRAFTS が使用している “ALPS CORDOVAN” は、東ヨーロッパ(主にポーランド)の大型農耕馬の臀部にのみ存在する、鎧のように固い緻密な真皮層(コードバン層)を長野県にある歴史あるタンナーが南アルプスの伏流水と植物タンニンで鞣したもの。
鞣した後に、革の表面に薄い皮膜塗装するラッカー仕上げを施しているので、アニリン染めによるコードバンよりも扱いやすく耐久性に優れ、比較的水分にも強くなっています。
使いはじめは静かで落ち着いた光沢のコードバンですが、薄い皮膜仕上げなので、使い込むほどに艶が増して美しい光沢をまとってくるのが特徴。
内装のレザーには、吟スリ加工を施した、肌目が細かく上品な雰囲気のステアヌバックを使用。
カード、お札、小銭入れなど収納スペースが多く、これ1つで事が足りてしまう二つ折り財布。
カラーも定番の2色となっているので、ベルトや靴など他の革製品とも組み合わせが容易なのもポイントです。
今では“革のダイヤモンド” “皮革の王様”と称されるほど希少な素材となったコードヴァンの魅力を存分に楽しめるアイテムです。
続いて、ご紹介するのは毎シーズン欠かさず展開している、”ヴァケッタレザー”を使用したシリーズ。
1200年ほど前の9世紀初頭からイタリア・トスカーナ地方に伝わる伝統的な皮革製造法で作り続けられてきた ヴァケッタレザー。ショルダーレザーの原皮をチェストナット(栗)やミモザから抽出されるベジタブルタンニンでゆっくりと時間をかけて鞣し、獣油を加えてナチュラルスムースに仕上げられており、使い込むほどに風合いが増し、育てる楽しみを味わうことができるレザーです。
普遍的でベーシックなデザインの2つ折り財布。
開くと左側にカードポケットが3段、右側に大きく開く小銭入れが付いています。
革の質感を活かす為に、革を厚めにして仕上げています。
革一枚仕立てのシンプルな差し込みベルトタイプの名刺入れ。
マチはありませんが CARDCASE を2つ繋げる事で仕分け出来る2層式とし自分の名刺と頂いた名刺と標準的な厚さの名刺であれば約40枚程入る容量が有ります。
*最初は革が固いので名刺が出し入れし難いですが徐々に伸びて馴染んできます。
真鍮製の靴ベラと3連のキーリングが一緒になった手のひらサイズのコンパクトなキーケース。
レザーカバーも靴ベラの形状に合わせて独特なナス形形状となっており、真鍮製の靴ベラは表面に黒ズミや腐食を防止する為に樹脂のクリア加工を施しております。
この加工は長年の使用により効果は落ちて来るので、徐々に真鍮特有のツヤや味わいをお楽しみいただけます。
外出先での靴の脱ぎ履きに活躍する便利なアイテムです。
僕自身今まで財布は、年齢によってその時の気分で変えてきました。
デザインだったりブランドネームだったりその決め手は様々でしたが、今は何よりもその使い勝手の良さや、長く使える物が好きになり、行き着いたのがこの ARTS&CRAFT のアイテムたちです。
見た目ではなく使う人のことを想って作られた用の美を感じて頂けると思います。
ぜひ、自分にあったお財布を見つけにいらしてください。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
ARCH HERITAGE 岩谷
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