Soundman / Darwin “Exclusive for Arch Heritage”
昨日、Instagram でもお知らせ致しました、Soundman(サウンドマン)の別注アイテムをご紹介致します。
今回別注をするきっかけとなったのが、この生地との出会いからでした。
Soundman(サウンドマン)の展示会に伺った際に、ひときわ心に響いた素材がこの “ブッシュポプリン” であり、最近では中々見かけなくなってしまったクラシックな佇まいから、この素材で何か作りたい!そう掻き立てられるものがありました…
ブッシュポプリンといえば、アメリカを代表するアウトドアブランド Willis&Geiger(ウィリス アンド ガイガー)が1930年代にサファリウェアに採用した素材で、ブッシュ = 森林・潅水地帯の過酷な環境から身を守るよう開発された素材です。
その強度の高さは、マラリア蚊や蟻などの害虫からも身を守れるほど、それほど丈夫な素材でありながら速乾性に優れているという点も驚きです。
素材の良さを最大限に活かすことをデザイナーである今井氏と相談した末、僕たちが辿り着いたのは『春夏に着られるハンティングジャケット』というキーワード。
ハンティングジャケットと言えば分厚く重厚なダック素材が使われていることが多く、お世辞にも暖かい季節に着られるとは言いがたいものがあり、軽さと丈夫さを兼ね備えた素材のハンティングジャケットは、今までにありそうでなかった理想の1着でした。
ヘミングウェイも顧客だったという「アメリカの高級アウトドア用品店」が、ギャバジン素材のコートで知られる「イギリスの老舗コートメーカー」に別注で作らせた1950年代のハンティングジャケットをデザインソースに採用。
無骨なアメリカとイギリスの上品さ、両方の背景を持つ「ブリティッシュ・アメリカン」なハンティングジャケットに仕上がりました。
フォーカスしている部分が少々マニアックなので、万人受けするアイテムではないかもしれませんが、きっと当店のブログをご覧になっている男服がお好きな皆様には響くのではないでしょうか。
次世代のヴィンテージとして残るべき1着ができたと自負しております。
今週末の4月25日(土)より、店頭・オンラインショップにて販売開始致します。
次回のブログでは、こちらのアイテムを使用したコーディネート例を紹介いたしますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです!
ARCH HERITAGE 岩谷