Brooks Brothers
先日のブログでもコーディネートに使用していたので、お気付きの方も多いかもしれませんが、今シーズンよりアメリカントラディッショナルの代名詞、Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)のお取扱いがスタート致しました。
ブルックス ブラザーズは、アメリカ合衆国の建国から50年に満たない1818年、マンハッタンで創業されたアメリカで最も歴史のある衣料ブランド。
「最高品質の商品だけをつくり、取り扱うこと。適正な利益のみを含んだ価格で販売し、その価値を理解できる顧客とのみ取引すること」。
これは、創業者ヘンリー・サンズ・ブルックスが掲げた基本理念。
No.1 サックスーツ、ポロカラー(ボタンダウン)シャツ、ポロコートなど、ブルックス ブラザーズが生み出した商品は、世界中の多くの人々に愛用されています。
そして、リンカーン、ケネディなどの歴代米大統領から、フレッド・アステア、アンディ・ウォーホルなどの有名人、ポップスターからハリウッドスターまで、多くの有名人が顧客リストに名を連ねてきました。
2世紀に渡って、変わらぬ価値と伝統を守り続けていることを誇りとし、単なるブランドをはるかに超える存在。
ブルックス ブラザーズは、アメリカの象徴と言っても過言ではないのです。
そして、長い長いブルックス ブラザーズの歴史を語る上で、絶対に欠かせないアイテムが「ポロカラー(ボタンダウン)シャツ」と「レップタイ」。
詳しくご紹介していきたいと思います。
1896年、創業者の孫にあたるジョン・E・ブルックスは、イングランドでポロの試合を観戦した際に、選手の襟が風でなびかないようにボタンで留められていた事に気づきます。
ジョンはこの発見を持ち帰ると、ブルックス ブラザースの定番であり「ファッション史上最も模倣されたアイテム」と言われるポロカラー(ボタンダウン)シャツを誕生させたのです。
芯地を入れず柔らかくする事で、綺麗にロールした襟(通称フルロール)は、このシャツの「顔」と言えるディテール。
生地は、しなやか且つ耐久性に優れ、洗い込むほどに増す風合いを長く楽しめる、超長綿のスーピマコットンを用いたオックスフォードを使用しています。
襟元やカフス、前身頃の各ボタンには、上品な光沢と深みのある風合いが特徴な上質なシェルボタンを採用。
袖とカフスの間に丁寧に施されたギャザーと、カフスを折り返した際の見え方を考慮し剣ボロ寄りに取り付けられたボタンは、ブルックス ブラザーズならではのディテールです。
クラフツマンシップ溢れる「本巻き縫い」の仕立てに、深いカーブを描くクラシックな裾のデザイン。
脇には補強としてガゼットが付属しています。
ホワイト、ブルーのオックスフォードはもちろん、キャンディストライプとギンガムチェックの4色を揃えました。
どれもオーセンティックで間違いのないカラーです。
現在もノースキャロライナ州・ガーラントという小さな町のシャツ専門工場にて、熟練した職人達の手によりアメリカ製を貫き生産されているポロカラーシャツ。
誕生以来、ほとんど仕様を変える事なく作り続けられている、ブルックス ブラザーズを象徴する定番アイテムです。
ポロカラー(ボタンダウン)シャツとともに、ブルックス ブラザーズを語る上で欠かせないのが「レップタイ」。
レップタイとは、光沢のある畝織りの生地で作られたネクタイのことで、代表的な柄としては縞柄のレジメンタルストライプが挙げられます。
そのルーツは19世紀の英国陸軍にあり、所属する連隊(レジメント)の軍旗に使用されていた縞模様を取り入れたのが、レジメンタルストライプのネクタイ。
そのネクタイに注目したブルックス ブラザーズの社長が1902年にアメリカに紹介したのですが、その際にひと工夫を加えました。
左下がりのレジメンタルストライプを「右下がり」へと大胆にアレンジしたのです。
これが、アメリカントラディショナルの象徴とも言える、右下がりレジメンタルストライプを用いたレップタイの始まりです。
ブルックス ブラザーズのネクタイは、創業当時から変わらず、ほぼ全てが自社工場で作られるアメリカ製。
マディソン街のブルックス ブラザーズ本店から10マイルと離れていないロングアイランドシティの工場にて、伝統的な工法を用いて1点1点作られています。
アーチヘリテイジでは、9種類のストライプと3種類のドッド、ブラック無地の計13パターンのレップタイをセレクトしました。
コーディネートやシュチュエーションに合わせて最適なネクタイをお選び頂けるようアドバイスさせて頂きます。
明日10月12日(土)より、ブルックスブラザーズの商品を販売開始致します。
ぜひ、皆さんにもアメリカントラッドの真髄に触れて頂ければと思いますので、店頭でご覧になってみて下さい。
そして、約4年前にオーダーしていた、こちらの別注品もようやく届きました。
詳しくは次回ご紹介しますが、お時間ある方はぜひ、店頭でチェックしてみて下さい!