Sandal Lineup
今日は、例年以上に豊富な品揃えとなっている「レザーサンダル」をまとめてご紹介したいと思います。
Ana-Tech(アナテック)は、イギリス・クラークス社でキャリアを積んだ Karnig Oughourlian 氏によって、1996年、カリフォルニア州・サウスゲートにて設立されたシューズメーカーです。
ドイツ製のリサイクルポリウレタンから作られたオリジナルソールを使用し、自社工場にてカジュアル用サンダルはもとより、外反母趾用シューズや医療用サンダルを生産。
アメリカ国内では、コンフォートシューズ専門店や、薬局でも販売されている実力派メーカーで、ブランド名の Ana-Tech は “Anatomical Technology” を略したものです。
機能美を感じさせるシンプルなデザイン。
柔らかなスエードフッドベッドとオリジナルソールの組み合わせが、非常に快適な履き心地を生み出しています。
フィット感はベルクロで細かい調整が可能。
金茶色のスエードは、デニム、軍パンとの相性が抜群です。
アメリカ製のコンフォートサンダルという、マニアックな部分も魅力的ではないでしょうか?
実は現在、Ana-Tech の商品は日本に輸入されておらず、今後入手するのは難しくなりそうですので、以前より気になっていたという方はこの機会をお見逃しなく。
こちらは、KENNETH FIELD(ケネスフィールド)デザイナーの草野氏がインドにて買い付けてこられた、レザーのメッシュサンダル。
ファッションというよりも、工芸品といった感じでしょうか。
荒々しくもあり繊細でもある、オールハンドメイドならではの味わいのある表情がとても魅力的です。
しっかりと編み込まれたアッパーや、革紐で手縫いされたソールなど、手作業による職人技が随所に見られます。
ちなみに、クッション性に関しては、決して良いとは言えません。笑
「履き潰すのではなく、長く愛用したい、クッション性を良くしたい」という方には、ラバーソールを貼るカスタムもおすすめです(ソールの種類、仕様により ¥1,800 〜 ¥3,400+tax で承ります)。
KENNETH FIELD のルックでも使用されており、存在感のある独特な雰囲気を放っていますね。
草野さんが WEBマガジン “Amvai” にてインドの旅を記事にされています。
とても面白いので、こちらもぜひご覧になってみて下さい。
最後は、ニューヨークにアトリエを構えるドイツ生まれの女性デザイナーによるブランド、Jutta Neumann(ユッタ ニューマン)のレザーサンダル。
大量生産することなく、十数人の職人によるハンドクラフト作品は、ハイクオリティーで温かみのある革製品として世界中で愛され続けています。
ハンドクラフトによる温かみと、力強くて美しい、存在感ある佇まいがとても魅力的。
足なりにシェイプしたフォルムは、吸い付くようなフィット感と同時に、長時間の歩行による疲れを軽減。
馬具にも使用されるほど堅牢な “ラディゴレザー” は、履き始めこそ堅いものの、履き込むほどに柔らかく足に馴染んでいきます。
また、アウトソールに張替え可能なビルケンソールを採用することで、革靴同様に一生物として愛用できることも大きな魅力です。
サンダルとしては非常に高価ですが、愛着を持って長く履ける物をお探しの方には、絶対的におすすめの一足と言えます。
コンフォート、工芸品、ハンドクラフト、同じサンダルというカテゴリーでも、それぞれに全く違う表情、魅力があります。
ぜひ、店頭でお気に入りを見つけてみて下さい。
ARCH HERITAGE 川上