KENNETH FIELD / Cote d’Azur

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先日に引き続き、これからの季節に活躍する半袖アイテムを KENNETH FIELD(ケネスフィールド)よりご紹介します。

南フランスのリゾート地が由来となる、Cote d’Azur(コートダジュール)と名付けられたポロシャツ。

ポロシャツと言えば思い浮かぶのが、胸にワニが付いた某フランスブランドの1着ですが、そのブランドでは、当時フランス製と、アメリカ製が存在し、どちらにも違った良さがありました。
( KENNETH FIELD からはどちらのタイプもリリースされています。)

Cote d’Azur はその中でも洋服好きな方からの絶大な支持を得ていた、フランス製タイプにフォーカスを当てた1着です。

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当時 ”洋服好き” から人気だった理由は、やはりシルエット。

無骨なシルエットだったアメリカ製のものに対して、やや細身で着丈の長い美シルエットはフランス製ならではでした。

また、斜行した袖付けや、襟が首に沿うように取り付けられている仕様などは、まさにスポーツではなくファッションとして着るのにふさわしい1着です。

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胸ではなく裾にさりげなくあしらわれたワンポイントも、実用性が増す部分ではないでしょうか。

(余談ではありますが、当時は某ブランドのワニを使いづらいという理由で、はずして着ていた方も多かったそうです。)

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細身なシルエットはブレザーとの相性も抜群です。

デザイナーの草野氏云く、「 当時のフランス製がジャケットとのレイヤードを意識してそのような仕様にしていたかは定かではない… 」と語るように偶然の産物だったのかもしれませんが、そんな背景も興味深いところだと思います。

グレーのスラックスとブレザーに合わせたコーディネートは、今時期のクールビズにもおすすめです。

色違いのネイビーはカジュアルなボトムスに相性が良く、写真の軍パンのようにラフなアイテムとの合わせも、ポロシャツ特有の上品さで中和してくれます。

シャツとカットソーの中間のようなアイテムなので、Tシャツ1枚だと少しダラしなくなり過ぎてしまうな…なんて時に活躍する1着であり、同時にトラッドなアクセントを加えてくれる演出家でもあります。

その使い勝手の良さは、古くからメンズファッション史に多様されてきただけあり、実際に着てみることで実感していただけると思います。

ぜひ、洋服好きの男性には、シンプルなポロシャツを1着ワードローブに加えることを強くオススメします!!

ARCH HERITAGE  岩谷