Re-Edition Authentic Dry Goods / Us Navy Watch Cap
ARCH HERITAGE はセレクトショップとして、国内外問わず、多くの素晴らしいブランドやヴィンテージをお取り扱いしておりますが、アイテムによっては、納得のいくモノを仕入れる事ができない場合があります。
特にアメリカンカジュアルをベースとした洋服の原点とも言えるヴィンテージは、当然ながら古い物であり、そのままの素材やスペックでは現代のファッションにはそぐわない事があります(無論それが「良さ」となる場合もありますが)。
そこで、オリジナルとなるヴィンテージの雰囲気やスタイルを保ちながら現代的な感覚や実用性を加えた、僕らが理想とする商品をご提案できればと思い、少しずつではありますが物づくりをスタートしました。
旧き良きオーセンティックなアメリカの衣料品(Dry Goods =ドライグッズ)をベースに「Made in Japan」ならではの高い技術と優れた素材を用い、現代的な感覚や実用性をプラス。
温故知新の精神を大切に「スタイル」を感じさせるドライグッズを ARCH HERITAGE のフィルターを通し、再編集(Re-Edition)してご提案します。
今回、こちらのコンセプトに基づいて製作したのが「ウォッチ(ワッチ)キャップ」。
アメリカ海軍のユニフォームを由来とするウォッチキャップは「見張りの際の防寒用」という特定の目的のために作られた物ですが、それ故ファッションとして取り入れた際にも「スタイル」を強く感じさせる、最も男らしいニットキャップであると僕らは考えています。
「セルピコ」のアル・パチーノや「ディア・ハンター」のロバート・デ・ニーロなど、70年代のアメリカ映画の中で主人公が被っているウォッチキャップのスタイルはとても印象的。
特に「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソン演じるマクマーフィーが LEVI’S 501 に RED WING のブーツを履き、シャンブレーシャツの上に A-2 フライトジャケットを羽織り、そして頭にはネイビーのウォッチキャップ、というコーディネートはアメリカンカジュアルの永遠のお手本とも言えます。
アメリカンカジュアルなスタイルを体現するには、欠かすことのできない帽子、それが「ウォッチ(ワッチ)キャップ」なのです。
1920年代から現在に至るまで、非常に長い期間に渡り US NAVY に採用され続けているウォッチキャップですが、その中でも特につくりが良く、名作と謳われている1940年代の物をサンプリング。
オーセンティックなイメージを壊すこと無く、素材使いとカラーリングに再編集を施しました。
頭頂部が6枚剥ぎになった立体的な作りや3段に切り替えられた編み地など、オリジナルに見られる特徴的なディテールを踏襲しながらも、コットン素材を使用する事で(オリジナルはウール)季節を問わず通年着用することができるウォッチキャップに。
そして「伸びやすく、耐久性に劣る」というコットンニットの欠点を解消する為、コットンの風合いが損なわれない絶妙な比率で、ナイロンとポリウレタンを編み地に混紡しました。
キックバック性(伸びても元に戻る力)にとても優れており、心地よいフィット感を保つことができるので、伸びを気にせずに長くご愛用頂けます。
カラー展開は US NAVY オリジナルカラーをイメージした「ダークネイビー」の他、コーディネートの挿し色として活躍する「バーガンディ」、クラシックアウトドアなコーディネートと相性の良い「オリーブ」の計3色を揃え、よりファッション性に優れたアイテムへと昇華させました。
また、サイズはフリーとなっていますので、男性女性問わずに被って頂けます(スタッフ全員愛用中です)。
コンセプト通り、オーセンティックなオリジナルヴィンテージの良さを損なわずに「Made in Japan」ならではの技術で現代的な実用性をプラスした、自信を持っておススメできるウォッチキャップが完成しました。
ぜひ、皆さんもウォッチキャップを取り入れたスタイルを楽しんでみて下さい。
ARCH HERITAGE 川上