Jamieson’s / Fairisle Sweater
毎年 ARCH HERITAGE では、様々なタイプのセーターを展開していますが、そのラインナップは無地の物が多く、唯一柄物のセーターはこの Jamieson’s(ジャミーソンズ)のフェアアイルセーターです。
シェットランド諸島最古のニットファクトリーである Jamieson’s 。
伝統的な草木染めを施したピュア・シェットランドウールによるフェアアイル柄がとても美しい1枚です。
フェアアイルセーターと言えば、1920年代にウィンザー公がフェアアイルセーターを着てゴルフをプレーしたことで、世界的に大ヒットしたというのはよく聞く話ですが、実のところこれには裏話が…
当時の英国では、代々皇室がファッションリーダー的存在であり、その時代のカリスマであったエドワード8世(ウィンザー公)に着てもらい公の場で露出してもらうことで、フェアアイルセーターの人気が再熱するのでは?と考えた島民たちが意図的に贈呈したものだったそうです。
個人的に、同じイギリス人つながりで、フェアアイルセーターと言えば John Lenon (ジョン・レノン) の着こなしです。
時代背景が違うというのも勿論ありますが、ブリティシュトラッドな着こなしのエドワード8世に対して、やはりミュージシャンである、ジョン・レノンの着こなしもなんとも自由な精神を感じさせます。
両者ともに伝統的なアイテムを使用しながらも、その時代の先駆者らしい堂々たる着こなしにファッションの奥深さがあると僕は思います。
癖のないシルエットに、首元のVネックが着こなしの幅を広げてくれます。
ジャケットなどのインナー使いがメインとなるアイテムですので、サイズはジャストがベター。
僕岩谷は、あえてラフな着こなしです。
インナーにはモックネックを、ボトムスには色の抜けたジーンズで上品さより雰囲気の良さを意識しました。
カジュアルにルールはないので、ジョン・レノンのように好きなものを好きなように着る。
そんな着こなしもありではないでしょうか。
川上は反対に、ネクタイやハリスツイードのジャケットでブリティシュトラッドな着こなしです。
ブリティッシュトラッドとは言えども、ボタンダウンのシャツや LLBean のモカシンで抜け感を出し、エドワード8世の時代には無かった、力の抜けたバランスがなんとも良い雰囲気を出しています。
伝統的、正統派なアイテムを自分の中で消化し、現代に昇華させられた時の満足度は洋服好冥利に尽きるのでした。笑
ぜひ、皆様もワードローブに1着取り入れて見てはいかがでしょうか?
最後に年末年始の営業時間のお知らせです。
通常営業と異なり変動的となっておりますので、お間違いのないようご来店くださいませ。
12月29日(土) 通常営業
12月30日(日) 11:00〜18:00
12月31日(月) 休業
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1月1日(火) 休業
1月2日(水) 11:00〜18:00
1月3日(木) 11:00〜18:00
1月4日(金) 〜通常営業
※オンラインストアに関しましては、12月31日 / 1月1日 もご注文頂けますが、発送は1月2日(水)以降となります。
尚、銀行振込でのお支払をご指定頂いた場合は、1月4日(金)以降の確認、発送となりますのでご了承下さい。
宜しくお願い致します。
ARCH HERITAGE 岩谷