FILSON

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“MIGHT AS WELL HAVE THE BEST”

「どうせ持つならいいものを、最上のものを」

FILSON(フィルソン)は 1897年、ワシントン州シアトルでゴールドラッシュに挑むための “アウトドア・クロージング・メーカー” として設立されました。

金の採掘という、衣類にとっては劣悪きわまりない環境で酷使されるために、最上の天然素材と一切の妥協のない設計・縫製でウェアの生産を開始しました。

やがてアラスカや北西部で働く男たちにとって、FILSON のマークは信頼と同義語であるとまで言われるようになりました。

ウールにおいては、原毛を刈り取ってから製品に仕上げるまで、いまだに 2年以上の歳月をかける頑固さで取り組み、その頑固さゆえに、アメリカの森林警備隊、木こり、ハンター、そして冒険家など厳しい自然環境の中で真のクオリティを必要とする人々に愛され続け、アメリカ空軍・陸軍のスタッフ用としても一部使用されています。

優れた品質と耐久性を語るなら「親から子へ、子から孫へ」と着継がれるというエビソードがいくつもあるほどです。

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《 THE HISTORY OF FILSON 》

クロンダイクのゴールドラッシュに挑む男達のアウトドア・クロージング・メーカーとして、FILSON が設立されてから、すでに 100年以上の月日が流れました。
その間、頑なにこだわり続けてきたのは、上質の天然素材と本物のクオリティ。
いっさいの妥協を許さない FILSON のそんな姿勢は、これからも新しい歴史を刻み続けてゆくことでしょう。

– 1850年創始者 C.C.FILSON 誕生 –

1850年1月27日、CLINTON C.FILSON は、オハイオ州で7人兄弟の長男として誕生した。
彼は父親からアウトドア精神と開拓者魂を学びながら成長し、ネブラスカで車掌として働き始める。
しかし、起業家になる夢を捨てきれず、やがて合衆国最西の街・シアトルへ向かう。

– 1897年フィルソン、シアトルで創業 –

ユーコン・テリトリー西部、クロンダイクでゴールドラッシュが起きると、その他への経由点だったシアトルには金に取り憑かれた男たちが集まってきた。
C.C.FILSON は、彼らの装備を専門とするクロージング・メーカー “Filson’s Pioneer Alaska Clothing and Banker Manufactures” を設立する。

– 1898年ゴールドラッシュの無料情報案内所を開設 –

ユーコン川流域の鉱夫・Mike Kelly 氏を運営者に迎え、ゴールドラッシュの無料情報案内所を開設。
実際にその地に赴いた FILSON の愛好者たちから寄せられた信頼性の高い情報を提供し続けたことで、やがて、北へ向かう男たちの間でフィルソンは “信頼” や “安心” と同意語と言われ始める。

– 1902年釣り人、鉱夫、木こり向けウェアを製造開始 –

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– 1914年フィルソン・クルーザー、パテント取得 –

ゴールドラッシュが終わった後、FILSON は木村産業の発展の中で事業を拡大。
この年、創業者 C.C.FILSON は自らが設計したオリジナルのクルーザーでパテントを取得する。
当時の基本的なデザインは今日まで何ひとつ変更されていない。
発表当時の価格は$5。

– 1919年創始者C.C.FILSON死去 –

– 1927年フィルソン・クルーザーのコピー商品が大量発生 –

すでに FILSON を代表するアイテムとなっていた「フィルソン・クルーザー」のパテントが失効。
大手のアウターウェアメーカーは競ってコピー商品を造り始める。
しかし、素材や縫製という点では全くありきたりのもので、アウトドアショップの店頭をにぎわせたのも、つかの間のことだった。

– 1931年 FILSON 独自の生産方式を確立 –

FILSON のビジネスは徐々に軌道に乗り、充実した設備を備える広い工場へと移転。
この頃、一人の人間が一枚の商品を最後まで責任を持って仕上げる “Filson Unit Garment Method” という生産方式が開発された。
今でも、FILSON のアイテムの大半はこの方式で造られている。
1931年に作られたハンティングベストは、現在でも十分に着用できる耐久性に驚かされる。

– 1945年 USフォレストサービスのディストリビューターに –

USフォレストサービスのディス(森林警備隊)ユニフォームとして、優れた撥水性能を備えるクルーザー、パンツを発表する。
これらのアイテムのカラーには、フォレストサービスのレギュレーションであるフォレストグリーンが採用された。

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– 1952年ウール価格が高騰するも、マッキーノクルーザーは記録的な売り上げを達成 –

– 1985年 FILSON 発祥の地に工場を移転 –

FILSON のビジネスを受け継いだ STAN KOHLS 氏は、創業者 C.C.FILSON がシアトルの開拓者時代に初めて事業を起こしたショップから 5ブロックという場所に工場を移転。
1993年には、工場の 1階にフィルソン・ショップもオープンする。

– 1996年フィッシング・アイテムを発表 –

多くのフィッシャーマンから望まれていたフィッシング・ベストのコレクションを発表。
国中の川でフィールドテストを重ね、プロのフィッシャーマンをスタッフに加えるなど、生地・デザインともに 10年に及ぶ研究の末に完成された。

– 1997年創業から100周年を迎える –

19世紀末、シアトルで創業して以来、ようやく 100年を迎える。
上質の天然素材とワークマンシップに頑固なまでにこだわる伝統は、今も変わらないフィルソンのポリシーになっている。
100年記念のアニバーサリーキャップも発表。

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厳しい環境下で働く男たちのウェア作りからスタートし、現在は多くのアウトドアーズマン達を魅了する FILSON は、雄大な自然が身近にあり、都市に住みながらアウトドアを楽しむことができる北海道との親和性がとても高いブランドだと思います。

ギアとしての楽しみ方、ファッションとしての楽しみ方、その両方をリアルに体感できる場所は、日本中を探しても他に無いのではないでしょうか。

ぜひ皆さんも、この恵まれた環境で FILSON の魅力を存分に感じてみて下さい。

次回の BLOG からは、商品に関して詳しくご紹介していきます!!

ARCH HERITAGE 川上

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American Classic Outdoor Clothes
– FILSON Pop-Up Store & L.L.Bean –
2018.11.23(fri)-25(sun)

今シーズンより、FILSON(フィルソン)の日本総代理店である株式会社アウターリミッツ様ご協力のもと、FILSON のポップアップストアを常設させて頂く運びとなりました。

スタートイベントとして、11月23日(金・祝)からの3日間は “American Classic Outdoor Clothes” – FILSON Pop-Up Store & L.L.Bean – を開催致します。

FILSON の商品を北海道随一の品揃えでご覧頂ける他、Crescent Down Works、Russell Moccasin、freeride systems、ヴィンテージウェアなど「Made In U.S.A.」のアウトドアプロダクツが一同に揃います。

また、今シーズンよりお取り扱いをスタートしました L.L.Bean(エルエルビーン)の名作、ビーン・ブーツの発売を開始致します。

ARCH HERITAGE の柱とも言える、アメリカンアウトドアの世界観を存分に感じて頂けるイベントとなっておりますので、ぜひお誘い合わせのうえご来店下さいませ。