Astorflex
先日の *A VONTADE Pop Up Store には、沢山のご来店ありがとうございました!
デザイナー山川氏 直々のアドバイスや商品説明を聞きながら贅沢な時間を過ごして頂けたのではないでしょうか?
本日より通常の商品紹介に戻り、astorflex(アスターフレックス)のブーツをご紹介します。

astorflex は、あの米・BROOKS BROTHERSよりも2年早い1816年創業、200年の歴史を持つイタリアのシューメーカーです。
現在6代目まで続く家族経営によるシューメーカーで、古くから伝わる靴作りを継承し、世界最高と言われるデザートブーツのデザイン・生産までを一貫してイタリア国内で行っています。

astorflex は、古くからデザートブーツに用いられる、Ideal製法(ステッチダウン)を得意とし、近年ではほとんどのメーカーがコストを下げる為に生産の拠点をベトナムなどの東南アジアに切り替えてしまった中で、 変わらずイタリアメイドに拘り続けています。
僕たち Arch Heritage がセレクトしている理由もここにあり、名前よりもクオリティーの良さが優先と言う訳です。
イギリスのミリタリーを起源に持つデザートブーツは、どんなコーディネートにもハマる汎用性の高さと軽い履き心地が特徴。
ブレザーにネクタイを巻いて仕事をする日から、スウェットを着る休日までこれ1足で、十分なのです。

Sweater / INVERALLAN
Inner / Sanca
Bottoms / ELCAMINO REAL
僕らも日頃から愛用していますが、ブリティッシュとアメリカンなスタイルを繋ぐ架け橋としてこのデザートブーツは必要不可欠。どちらのスタイルも偏ってしまうとリアリティーがなくなってしまいますが、そんな時にバランスを取ってくれる救世主的存在です。
写真のように米ジーンズと英セーターに…米ミリタリージャケットと英グレイフランネルのスラックスにこのデザートブーツと言った所です。
続いて今シーズンより、リリースされた Countryflex 通称トレックモデルです。

先ほどのデザートブーツ同様この手のデザインを世に広めた C社は、このセンターシームの入ったデザインで世界に名前が広がったらしいのですが、その話はあまり知られていないかもしれません。
1970年代より誕生して以来、デザートブーツの陰にひっそりと並んでいた、隠れた名品です。

元々C社では Six Toe Shoes (足指が6本入る靴 )と呼ばれ、デザートブーツよりも足指の自由なコンフォートシューズとして作られていました。
そのコンセプトはこの astorflex でも継承されており、ラスト(木型)がオーソペディックシューズのようにストレートインサイドアウトカーブの形状をしています。
また、”靴はファッションアイテムとしてではなく快適に歩くための道具” 、というコンセプトを掲げている為、その履き心地は見た目以上、正直なところ本家のC社を超えるほどの履き心地だと僕は思いました。

Stole / Hill Top
Outer / Soundman
Bottoms / *A VONTADE
Glove / Newberry Kniting
革靴だと少し重たい…堅苦しい…でもスニーカーはラフすぎる。そんな時に履いてもらうと見た目も履き心地も良い塩梅です。
最後に、どちらのモデルにも装着しているブラジルのパラ港より輸出される生ゴムで作られたクレープソールは、ここ北海道の冬でも高いグリップ力を発揮します。
個人的にはこのクレープソールが一番滑らないと!と信じていますので、今まで冬靴で困っていた方は是非試してみてください。
皆様のご来店お待ちしております。
ARCH HERITAGE 岩谷


















