NIGEL CABOURN / PACKABLE ANORAK & MALLORY JACKET

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今日は NIGEL CABOURN(ナイジェル ケーボン)より、新作をご紹介します。

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PACKABLE SMOCK

まずは、ミリタリーのスモックを彷彿とさせる1着です。

素材には、今シーズンのコレクションテーマとなっているベトナム戦争当時、ミリタリーウェアなどに多用されたコットンナイロンのウェザークロスを現代に蘇らせたオリジナルファブリックを使用。

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ドライでかさついた独特のタッチや、風雨にさらされたことによる表面の微細な色ムラなど、ヴィンテージに見られる素材感を表現する為に、微妙な色調の違いで染め分けた糸をタテとヨコで使い分けて織り上げられています。

染料には硫化を使用することで、ゆっくりと色落ちやアタリが生じますので、経年変化も楽しめる素材です。

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実用性のある大きなフードと、容量のある背中のフラッポポケット。

フラップポケットは、本体を折り畳んで収納できるパッカブル仕様になっています。

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フードはボタンで取り外しが可能。

外すとガーデナースモックのような雰囲気に様変わりし、二通りの着こなしを楽しむことができます。

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MALLORY JACKET

続いては、ナイジェル ケーボンの代名詞とも言える、マロリージャケット。

素材には、春夏にふさわしい程よい厚みでありながらも、重量感のある超高密度リネンを使用しています。

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糸切れを起こしやすい素材であるリネンを超高密度に織るには、極めて高い技術と、湿度管理をはじめとした、非常にデリケートな環境設定が必要だそう。

高い技術力を誇る日本においてすら、このファブリックほどの超高密度リネンを製織できる機屋はほとんど無いという希少な素材です。

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ボタンはチェンジボタン。

先日ご紹介した Soundman のワークコートでも同じ仕様がありましたが、パッチポケット裏の補強布はイギリスらしい仕様です。

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高密度のコットン素材による補強部分(肩周り)のデザインは、1950年代の “シェルパ” が着用していたジャケットからインスピレーションを受けたもの。

機能としてのデザインをファッション性あるものへと昇華させるのは、ナイジェル ケーボンの得意とするところです。

タイドアップでビシッと決めても良し、カットソーでラフに着こなすのも◎

ナイジェルらしいデザインと素材使いによって、高い汎用性を有しながら個性も演出できるネイビージャケットに仕上がっていると思います。

ぜひ、店頭でご覧になってみて下さい。

ARCH HERITAGE 川上

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