A VONTADE / Selvedge Linen Series
今日は A VONTADE(ア ボンタージ)より、リネンキャンバス素材を使用した、この春夏イチオシのシリーズをご紹介します。
まずは、1900年代初頭のダスターコートをデザインソースに作成された1着。
身巾をたっぷり取った、ゆったりシルエットのオーバーコートです。
1921年創業の日本最古となるリネン専門機屋、京都A社のリネンキャンバス。
もともと芯地用に開発されたモノを製品に使用できるよう改良し、シャトル機で高密度に織り込んだセルビッチリネンで、色付けはせずにリネン本来の色目を活かした仕上がりとなっています。
以前ご紹介した Indigo Driver Jacket 同様に、玉縁ポケットに被せてパッチポケットを配したデザインが特徴的。
この手のダスターコートでは玉縁ポケットは貫通式が本来ですが、袋を付けてポケットとして使えるようにアレンジされています。
後ろ中心にはセルビッチを使用。
ベントが風になびくと、さり気ないアクセントになってくれます。
ジャストサイズで着るよりも、少しオーバーサイズを空気を纏うようなイメージで。
とても雰囲気のある素材なので、カットソーにさらっと羽織るだけで充分サマになります。
Selvedge Linen No Collar Coverall
続いては、フランス製の古いアトリエ(工房用)ジャケットをデザインソースに、ノーカラーで作成されたカバーオール。
肩傾斜の強い(なで肩)Aラインのシルエット、裾のラインが脇からフロントにかけて前下がりになるデザインなどは、ヴィンテージにみられるディテールを活かしたつくりです。
セルビッチを使用した内ポケット。
ダスターコート同様、後ろ中心にもセルビッチを使用しています(ベントあり)。
インナーには、バンドカラーシャツやヘンリーネックのカットソーが好相性。
パンツは、軍パンかオンス軽めのデニムがおすすめです。
Selvedge Linen Schmidt Trousers
最後は、1タック入りの9分丈イージーパンツ。
ドイツ軍のトラウザーズを彷彿とさせるデザイン、丈感が特徴の夏用パンツです。
フロントは、ボタン+ドローコードのイージパンツ仕様。
ベルトループも付くので、タックインスタイルにも対応できます。
股上深めで、ヒップ〜ワタリにはゆとりを持たせたシルエット。
裾はカフスのような作りで、シルエットをボタンでアジャストできる仕様になっています。
カバーオールとセットアップでの着用も◎
足元はスニーカーも良いですが、レザーシューズ、レザーサンダルの方がコーディネートが締まります。
着て洗い込むことで増していく表情(シワ、光沢)もリネンの魅力。
ぜひ、春夏らしい涼しげな素材感を楽しんでみて下さい。
ARCH HERITAGE 川上
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