SOLNORD ORDER FAIR vol.2

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前回に引き続き北海道のニットブランド SOLNORD (ソルノール) をご紹介します。

実際にディレクターである石谷さんにブランド設立のいきさつや製品になるまでのお話を伺いたいと思います!

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・まずはじめに、ブランド設立のきっかけを教えてください。

石谷さん :「  6年ほど北海道を離れ、世界のファッションブランドが集約されている東京で勤務し、地元北海道の洋服のブランド (メーカー) が極めて少ないことに気づき、そこで北海道の資源を使った洋服のブランドができないか?というところから始まりました。
実際に牧場を回り道産羊毛に触れ、毛の特徴や糸にした質感に製品が連想され、物作りの企画をスタート。
また様々なプロの方達と出会い、話をしていくうちに自分たちの方向性が見出されたような気がします。」

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・ウール製品といえばニュージーランドやイギリスがイメージですが、国産羊毛 ( 道産羊毛)に着目したのはなぜですか?

石谷さん :「 地元、北海道の資源を使いたかったから。
また北海道では食肉用に飼育されている羊たちがほとんどで、その毛を繊維業界で普及できないかという考えから始めました。」

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・国産羊毛を使用した製品というのはあまり前例がない様な気がするのですが、大変だったところなんかはありましたか?

石谷さん :「 この活動で経験する事は面白く、大変だと思った事はあまりありません。笑
ただ30年ほど前に帯広ニットいうブランドがあり、そこに所属していた方たちから道産羊毛の特性や過去の商品ラインナップのパンフレットなどを見せて頂くなど、道産羊毛について数少ない貴重なお話しを伺い、マイノリティを受け入れ、自分の足で情報を収集し、それを製品までのストーリーを作り上げる事は大変だったかもしれません…。
その間、不安と好奇心が行ったりきたりでしたね笑
結局一人では何もできず、それぞれ各工程のプロ集団を作り完結させる事で、プロダクトとしての完成度を高めていきました。
そしてそれは独りよがりじゃないこと。
携わる人全てが幸せになるためにはどうしたら良いのか?常に自問自答してます。」

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・海外のウールと道産ウールの違い、特徴はありますか?

石谷さん :「 今流通している繊維業界のウール(メリノ、シェットランドウールなど)は全て規格が定められており、1本の毛の根本と毛先の太さがほぼ同じで、さらにどの箇所の毛でも同一繊維のため、より少ない頭数でより多くの綺麗な梳毛(一定方向に引き揃えられる)を安定供給することができます。
一方、道産羊毛は大きく分けサフォーク、ロムニー、チェビオットなどの短毛品種が多く、毛の根本と毛先の太さが違い、さらに箇所によっても毛質が違う。
その為、梳毛で毛を一定方向に引き揃えても空気の層ができ、ハリやコシ、弾力が生れます。
ソルノールは、その違いを活かす商品企画を行っています。」

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・素材の良さは製品として出来上がった時に他のニットとの違いなどはありますか?

石谷さん :「 ニットのデメリットである重い、室内では暑い、風が吹くと寒いを解消できます。
クラシックなニットは重量は二の次、それよりもより多い糸で、目を詰めて編み立てることによって防寒性が高まる事を良しとしてきた風潮があります。
ソルノールのニットは糸の膨らみを活かすことでローゲージニットのボリューム感はそのままに、軽やかな着心地のニットとなっております。」

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・どの様に着て欲しい、どんなふうに使って頂きたいですか?

石谷さん :「素材を活かすデザインにし、スタイルを限定していないので様々な人に着て欲しいですね。
例えばトラディショナルなスタイルを好む方も、トレンド感のあるファッションコンシャスな方も、スタイルの枠を超えてその人のワードローブに溶け込む様なモノでありたいと思い作っています。
どのブランドにも言える事かもしれませんが、やはり大切なのは人。
そして素材があり、その素材を現代のライフスタイルにどうアレンジしていくかが、ソルノールとして大切な事だと考えています。」

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石谷さんありがとうございました。

前例の無いところから人と人が繋がり製品として出来上がっていく様子は何とも心打たれるものがありますね。

ファッションとしてはもちろんですが、物としての価値を感じますし、これだけ思いが詰まった洋服は所有する方にとっても「長く大切に着ていきたい!」そんな気持ちにさせてくれるのではないでしょうか?

是非みなさまに実際にこのぬくもりを感じていただきたいです。

次回のブログでは、オーダー可能な4モデルのアイテム紹介をさせていただきますので、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです!

ARCH HERITAGE 岩谷

 

SOLNORD 4

SOLNORD ORDER FAIR
2020.8.28(fri)-30(sun)
@ARCH HERITAGE

※オーダーに関して
・既存のモデル4型、糸7種よりお選びいただき、既存3サイズから袖丈、着丈(前見頃、後身頃)のサイズ調整を行えます。
・価格はお選び頂くモデルによって異なります(¥86,000+tax~)。
・商品のお渡しまでには、約2か月のお時間を頂戴いたします。
・オーダー時に合計金額の50%のお支払いをお願いいたします(入荷時に残りの代金をお支払頂き、商品のお渡しとなります)。
・糸の種類によっては在庫が限られる希少な物もあり、先にオーダー頂いたお客様のセーターから順にお作りさせて頂きます。在庫切れが発生した糸はオーダー不可となります。
・オーダーには約30分ほどお時間を頂きますので、余裕を持ってお越しください。

[オーダー可能な4モデル]
・クルーネック
セーターの重さを感じにくい、立体的で人間工学的な作りが特徴。
プレーンで丸胴な作りは性別、年齢問わず着ていただけます。

・モックネック
よりファッションアイテムとしてニットを着てもらいたい。そんな想いで作りました。
タウンではもちろん、冬のアウトドアなどにも重宝します。

・フィッシャーマンベスト
ヨーロッパの庭師や漁師などが着用していたワークシャツをデザインソースにし、独自の解釈で再構築したモデル。
特徴的な襟は機能面から由来する、用の美と言えるものです。

・パッチワーク
SOLNORD を立ち上げたいと思ったきっかけになる、唯一無二のモデル。
道産羊毛の特徴が顕著に出ており、立体的な編み柄は他のブランドでは見たことがありません。