SIERRA DESIGNS

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本日のブログ、少し長くなりますがどうぞ最後までお付き合い下さい。笑

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SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ)

ジョージ・マークスとボブ・スワンソンとの出会いは、アメリカでアウトドアが新たな文化となる前の 1960年代の初め、カリフォルニア州バークレーにある「スキーハット」というアウトドア用品を扱うショップだった。

ジョージは 1931年生まれ。ニューヨーク大学フランス語学科を卒業後、アメリカ海軍の南極基地で科学調査に 1年半ほど携わっていた。

1933年生まれのボブは、中退だが州立大学バークレー校(UCB)にかつて籍を置いていた。

ヒッピー・ムーブメントに憧れ、バックパッカーとなった二人の落ち着いた先が「スキーハット」だったのだ。

ボブがジョージの担当していた製造部門に新しく入ってくるや、二人はすぐに意気投合。

ショップのオリジナル製品の改良や修理などをこなすうちに、自分たちも気づいていなかったクリエイティブな才能と旺盛な探求心から、新しいアイデアが次々とひらめいた。

ところが、いくら革新的な提案を出しても、ショップのオーナーが認めてくれない。

自分たちの夢と可能性を追求するため二人は「スキーハット」から独立することを決意する。

1965年、バークレーの隣町リッチモンドに、わずかな資金でロフト付きの倉庫を手に入れると自分たちの工房に改装。

こうしてバックパッキング用品を製造する『シエラデザインズ』が始動した。

その名前は雄大にそびえ立つシエラネバダ山脈に由来する。

(SIERRA DESIGNS オフィシャルサイトより)

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60/40クロス

60/40クロスは、1960年代にアメリカのファブリックメーカー “Arthur Kahn”(アーサー・カーン)社が開発した高機能素材。

緯糸に高強度のコットン糸を 60%、経糸に高密度ナイロン糸を 40% の比率で使用し織り上げられた生地(正確にはコットン 58%、ナイロン 42%)で、その比率から、通称 “ロクヨンクロス” と呼ばれてきました。

緯糸のコットンが水を吸って膨張することで、糸の目が詰まり水を通しにくくなり、加えて経糸のナイロンの撥水性能が合わさることで、高い撥水性を発揮します。

さらに、コットン特有のナチュラルな通気性によって、発汗による湿気を防ぎ、快適な着心地を実現するとともに、豊かな風合いを持ちます。

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現在となっては、ゴアテックスに代表される高機能な透湿防水素材が普及していますが、60/40クロスが開発された 1960年代当時としては、非常に画期的な素材でした。

そして、この生地にいち早く目を付け、機能的なマウンテンパーカーを誕生させたのが、先にご紹介した “SIERRA DESIGNS”(シエラデザインズ)。

高機能な透湿防水素材が普及した現在ではありますが、それでもなお、このクラシックな 60/40クロスのマウンテンパーカーがアウトドア好き、洋服好きに支持され続けているのは、その高い完成度ゆえのこと。

SIERRA DESIGNS の象徴であり、マウンテンパーカーの元祖とも言える 1着が入荷しました。

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MOUNTAIN PARKA
Color / Rust * V.Tan
Size / S, M, L, XL
Price / ¥40,000+tax

1968年に発売されてから約 50年。

今でも、アメリカ東海岸で織り上げられ、五大湖南部で染色された 60/40クロスを使用し、西海岸の工場で縫製されている、正真正銘 MADE IN U.S.A の逸品です。

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表地に発色の良い 60/40クロス、裏地にベージュのナイロン生地を用いた配色は、まさにクラシックなマウンテンパーカーの教科書的カラーリング。

そして、ドローコードの端には 60/40クロスとともに SIERRA DESIGNS のアイコンとなっている、通称 “ブタ鼻” のレザークッキーが配されています。

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3枚のパーツから作られた立体的なフード。

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フロントには、手袋をしたままでも閉開し易いように考えられた大型のビスロンファスナーを採用し、比翼 + スナップボタンが雨風の侵入を防ぎます。

座った際や作業時の動きを妨げないよう、中途半端に終わるファスナー位置も特徴的。

ハンドウォーマー付きの腰ポケットは、マチも充分にあって収納力は抜群です。

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腰部分の内側にはドローコードが付属。

絞ることで風の侵入を防ぐのはもちろんのこと、着こなしのアクセント付けにも役立ちます。

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背面上部にはマップポケットが付属。

保温性を高めるためにここへ新聞紙を入れるのは、昔ながらのアウトドアーズマンの知恵です。

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The Deer Hunter(1978)/ Robert De Niro

「マウンパの着こなし」というテーマで必ず登場するのが、映画「ディア・ハンター」のロバート・デ・ニーロ。

この劇中で着用しているマウンパは “シエラ” なのか、それとも H社の物なのか、、、諸説ありますが、、、僕は前者で間違いないと思っています。

映画もすごく良いので、観ていない方はぜひ、ご覧になってみて下さい(長く、とても哀しい物語ですが、、、)。

ちなみに、ハンティングウェアにはオレンジカラーがよく採用されていますよね。

獲物から目立ってしまいそうですが、実は鹿にはオレンジが見えないそう。

鹿には見えず、人からは目立つ、ということで、誤射を防ぐにはもってこいなのです。

話が少しそれましたが、、、

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(169cm / 58kg サイズ M着用)
Sweat / Sanca
Bottoms / El Camino Real
Boots / Russell Moccasin

デニーロさながらの、ザ・ベーシックなコーディネート(笑)ですが、ジーンズを細身にすることで、しっかりと「今」の空気感も取り込むことができます。

もう少し都会的な雰囲気でまとめるなら、シャンブレーの B.Dシャツオフホワイトのパンツ(2月下旬 再入荷予定)で、足元はレザーシューズが良いと思います。

カラーは、アイコニックな「オレンジ」と「グリーン」の 2色を揃えました。

ネイビー、ブラックなど、落ち着いた印象のカラーも存在するのですが、「マウンパは発色の良いカラーであるべき。」というのが Arch Heritage の提案です。

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(182cm / 74kg サイズ XL着用)
Jacket / Southwick
Shirts / Kenneth Field
Necktie / Kenneth Field
Bottoms / orSlow
Shoes / Alden

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Jacket / Kenneth Field
Shirts / Individualized Shirts
Necktie / the Hill-side
Bottoms / Barry Bricken
Boots / L.L.Bean

現代版「ヘビーデューティーアイビー(1970年代に雑誌メンズクラブが提唱したスタイル)」というイメージで、ジャケットスタイルにコート代わりとして着用するのも、僕らがおススメしたい着こなしのひとつです。

『 60/40クロスのマウンパ 』

40代、50代の方には懐かしく、20代、30代の方にとっては新鮮に映るアイテムではないでしょうか?

ぜひ、店頭でご覧になってみて下さい。

ARCH HERITAGE 川上